株式会社おぼうさんどっとこむ 代表取締役 林 数馬 <僧侶 (僧名 : 行摂)>
東京都稲城市大丸1420 - 1 リベルテ205
仏教の精神を基盤に様々な価値観を認め合い、探求し、新たなるライフスタイルの提案を行い、仏事サービス業者としての確立をめざすという経営理念の下に、完全登録制のお坊さん(神職)による、葬儀・法事・法要・戒名授与などのサービスを提供しております。
■対談内容
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| 左:おぼうさんどっとこむ 代表取締役 林 数馬様 右:ライフセレモニー 成田 |
ライフセレモニー
本日はお忙しいところありがとうございます。当社とおぼうさんどっとこむさんは業務提携をしており、当社で葬儀を行なう際、主に菩提寺を持たない方に対して、僧侶の方に読経や戒名などをお願いしており、お客様(喪主)には非常に当社としても感謝され、当社としても良い業務提携ができたと自負しております。さて、このような僧侶の派遣サービス事業をはじめようとしたきっかけを教えていただけますか?
おぼうさんどっとこむ
私の友人のお父様がお亡くなりになった時、その方の菩提寺の僧侶の対応があまりにもひどく、「この業界を変えなければ」と、思ったことが直接的なきっかけです。
「ぼうず丸儲け」という言葉もあるとおり、僧侶側が納得する額のお布施が払えないと読経をしない、もしくは墓をもっていてもお布施を払えないと冷たい態度を取る僧侶などが実際に存在しているのは事実です。
私自身も副住職をさせて頂いていた際に、「お布施の金額は?」と聞かれると、「お気持ちで」と答えていました。檀家さんからは「気持ちとは実際いくらなのですか?」と当然質問を受けましたし、感謝されるだけではなく「ぼうず丸儲け」と、陰で耳にすることも有りました。
僧侶の立場からすると当たり前と思っていることが、世間の常識とかけ離れているところもあり、根本からこの業界を変えていかなければと思い、おぼうさんどっとこむを立ち上げました。
ライフセレモニー
「おぼうさんどっとこむ」にはどのような質問や問合せをされてくる方が多いのですか?
おぼうさんどっとこむ
問合せ、質問の内容は、本当に十人十色です。「何を悩んでいるかも分からない」「何が分からないかも分からない」というのがご連絡をしてくる方の正直な気持ちだと思います。
葬儀や法要に対しては、「○○をしなければならないのでは」という固定観念をそれぞれの方がお持ちです。その固定観念に縛られてしまい、それ以外のことをやってはいけないのではないか?と決め付けていらっしゃる方も非常に多くいます。その場合には、仏教の教えを基本として、「やらなければいけない」と思われていることが、「やらなくても良い」ことでもあると伝えるようにしております。要するに、選ぶのは送る側、供養をする側の皆様であるということです。
ご家族、身内の方がお亡くなりになると「葬儀を行なわなければならない」「墓地を購入しなければならない」と思いながらも、経済的な理由などにより「お金がないのでどうすればよいのだろう」と途方にくれてしまう方も現実的にいらっしゃいます。
「お金が無いこと」と「供養する」ことは別のことですので、このような場合は公的なサポートだけではなく、葬儀業界全体でサポートしてあげることも重要だと思います。
ライフセレモニー
少子高齢化や経済環境の変化などもあり、葬儀社も現在変革の時期にあるかと思いますが、葬儀社に対して何か求めることはありますか?
おぼうさんどっとこむ
当たり前のことかと思われるかもしれませんが、まずお客様の話を聞いてさしあげることを行なっていただきたいと思います。ご家族がお亡くなりになると意気消沈してしまいますので、きちんと話を聞いてあげないと、その方の意思や本当に求めていることは出てきません。そうなると故人の葬儀をどのようにしたいのかは本来喪主が決めることですが、喪主以外の親族が葬儀の段取りなどに口を出し、喪主の意向が全く反映されない葬儀になってしまうこともまれではありません。
ライフセレモニー
では、喪主・遺族の方が実際に葬儀社と話をする際に気をつけたほうが良い点はありますか?
おぼうさんどっとこむ
葬儀はタイトな日程で通夜・告別式の段取りをする場合が多いため、時間的な余裕が無く「いいから進めてください」となってしまうと葬儀社のいいなりになってしまいます。亡くなってから24時間以内には火葬はできないと法律で定めていますが、24時間以上経過すれば葬儀は亡くなってから1週間後でもかまわないのです。
私自身も父親の葬儀を亡くなってから1週間後に行ないましたが、父親と過ごせる最後の時間が十分にあり、しっかりと偲ぶことができました。亡くなってすぐに葬儀をしなくても、ドライアイスを交換すれば遺体は傷むことなく、全く問題はありません。また、葬儀社とも納得がいくまで打ち合わせができ、何より故人を偲ぶ時間を確保することが出来ますので、急いで葬儀を行なってしまい「もっとこうすればよかった」と後悔しないためにも、急いで葬儀を行なう必要性は無いと思います。
ライフセレモニー
最近「直葬」といわれる葬儀(通夜・告別式)を行なわず火葬のみを行なう形式が増えてきておりますが、「直葬」についてはどのようにお考えですか?
おぼうさんどっとこむ
「直葬」自体、宗教者としては何ら問題ないと思います。形式としての葬儀が必要であるということではありませんので、棺の前で故人を偲ぶだけでも十分かと思います。
私どもはお経をあげるお手伝いをしているのではなく、故人を送るお手伝いをしておりますので、直葬を進めているわけではありませんが、僧侶が直葬を否定するのも宗教者としてはおかしいと思います。あくまで葬儀は形式ではありません。直葬でよいかどうか?とお悩みになるのであれば、しっかりと遺族親族で話し合い、僧侶や葬儀社に相談するのもひとつの方法かと思います。そして、そこに対応するのが僧侶や葬儀社の重要な仕事といえると思います。
ライフセレモニー
最後にこのホームページをご覧の方に一言をお願いします。
おぼうさんどっとこむ
葬儀について知らないから不安だという方が大半かと思います。「不安」をそのまま抱えるのではなく、常識や固定観念にとらわれないように、「知る」ことで不安を解消することもひとつの手段と思います。しかし、知ったからといって実際に身内・家族の方が亡くなると誰でも不安になります。死は必ず誰にも平等に訪れるものです。悲しいことですが、送るということは生きている者の役目ですので、少しでもその不安をやわらげるために私どもを活用していただければと思います。
ライフセレモニー
本日はありがとうございました。
























